時代とニーズに応える価値ある会計システムの提供を。

  • 最小
  • 標準
  • 最大
サイト内検索 検索
導入事例

会計システム導入事例:請求書からの自動仕訳とBCP対策を両立

OPEN21導入事例
スパークス・グループ株式会社様

電子請求書受領サービスからの自動仕訳を実現し
BCP対策とBPO処理効率化を両立!

スパークス・グループ株式会社

   国内外の顧客を対象に、ボトムアップ・アプローチを基軸とした投資運用業務などを提供しておられるスパークス・グループ株式会社様。2001年のJASDAQ市場上場から、2019年の東京証券取引所第一部(現プライム市場)上場までの事業規模拡大に伴い会計システムのご利用規模も大きくなり、JSOX法対応など時世に合わせシステムバージョンアップを進めて来られました。

   今回は、同社コーポレート本部経営管理部 後藤 剛 氏、飯島 知博 氏、石渡 寿治 氏にOPEN21 SIASをどのように活用・構築されてきたか、お話をお伺いしました。

【課題】BPO請求書処理の効率化とBCP対策の両立

皆さまの業務内容についてお聞かせください。

スパークス・グループ株式会社

   私たちが所属する経営管理部は、グループ親会社であるスパークス・グループのコーポレート本部にあります。

   コーポレート本部では、グループの子会社に対してさまざまな業務委託(BPO)サービスを提供しており、経営管理部はそのうち経理業務を提供する部署です。子会社5社分の業務を受け持ち、サポートしています。

   子会社は経費や請求書の支払いについての申請を行い、支払や決算処理を私たちが行っています。そのため、私たちの部署には自社を含めて6社分の支払や決算、税務処理が集中しています。

   経営管理部としては、請求書や経費支払処理をしながら、グループの管理会計の指標や連結情報の計算、会計監査対応などの業務にも取り組んでいる状態です。

御社は2001年よりOPEN21をご利用されています 経緯をお聞かせください。

    ICSさんとは「スパークス・アセットマネジメント投信」(現、スパークス・グループ)の時代に導入をしたところからお付き合いが始まりました。

    最初はJASDAQに上場するための対応で、その後もJSOX法対応など、国内企業が求める様々な要件にこまめに対応いただける国産の会計パッケージシステムとして採用してきました。

    現在のバージョンであるOPEN21 SIASへの更新は2020年に行いました。

    当時は新型コロナウイルスの影響がありましたから、テレワーク移行にはもちろん対応しました。

    しかし、実は会計システムのクラウド移行の検討は、新型コロナウイルス第一波(注:2020年2月~)が始まる前年の2019年から進めていたんです。

    当社のような東証プライム上場企業に求められるBCP対策を考えると、会計システム面対応の必要性を感じていたからです。

    当時からセカンド・オフィスの維持などはすでに取り組んでいましたが、会計サーバーのクラウド移行や、出社できない状況での事業継続には、正直なところ対応できていませんでした。そのため、会計システムの更新目的は課題だったBPO請求書申請業務の効率化とBCP対策に定めていました。

    具体的には、「クラウド対応」「テレワーク対応」「ワークフロー導入」の3つをシステムの要件として設定しました。テレワーク対応はあくまでもBCP対策の一部としての位置づけでした。

今回の検討でクリアする必要のあった課題はどのようなものでしたか?

    2020年にワークフローの導入とテレワーク対応を実現しましたが、その後4年間の間に取引先様の請求書電子化が進むにつれ、電子化されているにもかかわらずワークフローに会計データを転記入力しなければならない点が次の課題となりました。

    自社で請求書受領システムを契約していなかったので、請求書受領後にワークフローに同じ内容を転記し、さらに元の請求情報との一致チェックを行う処理がすべての現場で発生していたのです。

    また、紙の請求書処理のために出社業務が残ってしまっていた点も懸念事項でした。

【構成決定の決め手】強力な連携機能でグループ全体の効率化を実現

最終的に会計システムを現在の構成に決定された理由を教えてください。

スパークス・グループ株式会社

   2020年に会計システムのバージョンアップを決定した理由と同様に、何よりも『現場の手間を最小限に抑えること』が実現できると思ったからです。

   請求書受領サービスの各社検討を進める中で判明したのは、請求書に書かれていない会計情報は、たとえ自動判定できるものであっても、申請時に入力しなければならず、まだまだ現場側の手間が残る点が不安でした。

   その点、今回の構成では自動判定できる会計情報は最初から反映されていますし、請求書PDFファイルも同時に申請データに添付されています。

   もちろん、請求書PDFファイルの添付を自動化するだけであれば、請求書受領サービス付きの新会計システムへ移行する案もありました。しかし、この場合は仕訳項目の入力量はあまり減らないうえ、移行コストも懸念事項でした。

   こちらも、請求書受領サービスの導入によるメリットは確保しつつ、連携機能によって既存の承認フローをそのまま活用することで、導入コストの面でも優れていたICSさんのご提案を採用しました。

OPEN21 SIASの具体的なシステム構成はどのようになっていますか?

   一般会計である『基本会計システム』、WEBでの申請承認を可能にする『Web拠点システム』、請求書受領サービスからデータを取得する『請求書受領API連携システム』、請求データから仕訳データへの変換を自動化する『ICSデータコンバータ(IDC)』、表計算ソフトを開くたびに自動で内容が更新される『ICSエクセル関数』、支払業務を行う『債務管理システム』 といった構成です。

【導入成果】BCP対策と請求書処理効率化の両立を通じて現場の手間が最小に

2024年の課題解決のポイントはどこでしたか

スパークス・グループ株式会社

    何よりも、現場での請求書転記と申請作業が当初の想定以上に改善されたことです。

    ICSさんから提案された「請求書受領API連携システム」は、今回採用した請求書受領サービスの請求データをもとに会計データを作成し、連携させる機能でした。

    特に心配していた会計の貸借情報についても、請求書から自動で判定できる情報は会計データにあらかじめ反映され、 申請がスムーズに行えるようになっています。おかげで、現場の入力負担が大幅に軽減されたんです。

    このような連携が構築できたのは、会計処理のノウハウが豊富で、請求書から会計データを判定するという相談にも対応いただけたICSさんならではのメリットだと感じています。

    請求書受領サービスの良さを活かしつつ、会計データの連携によって、現場の負担を予想以上に減らすことができたと思います。

経営管理部の皆様にとってのメリットはありましたか?

    私たちにとっての大きなメリットは、会計データの連携時に請求書のPDFファイルも一緒に連携できる点ですね。

    OPEN21 SIASの「ファイルリンク機能」といいますが、現場や他部署からの問い合わせ対応時間が大幅に短縮されています。

    一般に問い合わせ対応は、「仕訳を検索してから摘要や通し番号等を手掛かりにキャビネットや別システムの請求書を探して回答する」ケースが多いと思います。

    でも、ファイルリンク機能を活用して、仕訳と請求書とを一体で保存すると、仕訳を検索した時点で関連するファイルもまとめて確認できるため、すぐに対応が可能なんです。

    この機能は、特に監査対応で非常に役立っています。当社のように子会社5社分のBPOサービスを展開している会社では 会計監査の際、異なる法人の取引に関する確認が必要な場面が多くあります。

    ファイルリンク機能によって、監査でチェック対象になった仕訳を検索するだけで 添付書類までまとめて確認できるようになったんです。

    現在は、監査法人に直接IDを提供することで、監査対応の問い合わせが大幅に削減できています。

【今後について】データ連携機能の活用や予算編成システムも検討中

ご活用いただけて、私たちも大変うれしく存じます。今後の取り組みについて教えてください。

   OPEN21 SIASの、財務会計と管理会計が一体となっている点を活かしたいですね。

   現在、私たちとしては仕訳情報項目の再検討を考えています。OPEN21 SIASには、一般的な会計項目以外にも、20種類の汎用フィールドがあり、データ活用の基盤としての側面もあるためです。ぜひ活用したいと考えています。

   加えて現在は表計算システムで行っている予算編成のシステム化も検討しています。


スパークス・グループ株式会社

後藤様、飯島様、石渡様、ご協力ありがとうございました。



ユーザー様ご紹介

企業様ご紹介

会社名 スパークス・グループ株式会社
グループの事業内容 投資運用業
投資助言・代理業
第一種金融商品取引業並びに第二種金融商品取引業
URL https://www.sparx.jp/

スパークス ロゴ

ページトップへ

製品・サービスに関する各種お問い合わせ

製品・サービスのご確認
OPEN21シリーズの製品・サービス内容のご確認はこちら。
資料請求・お問い合わせ
OPEN21シリーズの製品・サービスの資料ご請求・ご質問・ご相談はこちら。
デモンストレーションのご依頼
OPEN21シリーズ製品のデモンストレーション・
プレゼンテーションのご依頼はこちら。
OPEN21シリーズの製品・サービスの導入に関するお問い合わせ・ご質問・ご相談・資料のご請求・その他、お電話でも承っています。
0120-777-391
受付時間 9:30~17:30 (土・日・祝日を除く)
お気軽にご連絡ください。
ICSコラム・ユーザー様導入事例・OPEN21活用法等、お客様の"課題解決"にご活用頂きたい情報を毎月更新しています。
  • メルマガ登録
皆様のご登録をお待ちしています。